こんにちは!エスワイホームの柴田です。突然ですが、一歩踏み込んだ、でも毎日を形づくる「大切な家族の悩み」について、少しお話しさせてください。家づくりやリフォームの打ち合わせをしていると、時々、ご夫婦のどちらか(特に奥様)から、そっと小さめの声でこんなご相談をいただくことがあります。「あの……実は、寝室を別々にすることを考えているんですが、やっぱりおかしいでしょうか?」その時の奥様の表情は、どこか申し訳なさそうで、まるで「夫婦の仲が冷めてしまっていることを告白している」かのような、少し気まずそうなご様子であることがほとんどです。「本当は1人でゆっくり眠りたい。でも、それを夫に伝えたらショックを受けるかもしれないし、『もう俺に冷めたのか』と誤解されたら嫌だな……」そうやって、誰にも言えずに1人でモヤモヤと悩んでいる女性、実はものすごく多いんです。今日は、そんな「寝室別々にしたいけれど、なんとなく言い出せない」と悩むあなたへ向けて、私自身の目線、そして住まいづくりのプロとしての目線から、心がすっと軽くなるような新しい寝室のカタチをご提案したいと思います。■ 「寝室を別にしたい」と思うのは、決して冷めているからじゃないまず最初にお伝えしたいのは、「寝室を分けたい=夫婦仲が悪い」というのは、完全に一世代前の思い込みだということです!私たちが日々、たくさんのお家づくりをお手伝いする中で感じるのは、「寝室を別にしたい」という願いの根本にあるのは、相手への嫌悪感ではなく、「自分と相手の『睡眠の質』を大切にしたい」という、とても前向きで健康的な欲求だということです。例えば、こんなお悩みに心当たりはありませんか?ご主人のイビキや寝返りの振動で、夜中に何度も目が覚めてしまうお互いの仕事のシフトや生活リズムが違い、夜中や早朝の出入りで気を使うエアコンの快適温度が違いすぎて、どちらかが寒さを我慢するか、暑さを我慢している寝る前の過ごし方が違う(自分は静かに本を読みたいけれど、相手はスマホの動画を見たいなど)これらはすべて、どちらが悪いわけでもない「生理現象」や「ライフスタイルの違い」です。でも、これが毎日のこととなると話は別ですよね。大好きなパートナーであっても、毎晩のように睡眠を邪魔されてしまうと、日中の体調に響きますし、心の余裕もなくなってしまいます。結果として、日中にちょっとしたことでイライラしてしまい、夫婦喧嘩が増えてしまう……なんていう悪循環に陥ることも。つまり、「別々に寝たい」というのは、夫婦の仲を壊したいからではなく、「お互いがイライラせず、笑顔で仲良く暮らすための前向きな選択」なのです。■ 2択で考えるから苦しくなる。「同室」か「完全別室」かこれまでの日本の家づくりでは、夫婦の寝室といえば「大きなベッドを1つ、またはシングルベッドを2つ並べた同室」か、さもなければ「完全に壁で仕切られた、全く別の2部屋」という、極端な2択しかありませんでした。だからこそ、悩んでしまうんですよね。同じ部屋(同室): 相手の気配を感じられて安心だけど、睡眠不足やストレスが溜まる。完全な別室: ぐっすり眠れるけれど、なんだか寂しいし、会話が減って本当に心の距離まで離れてしまいそう。「快適に眠りたいけれど、夫婦の繋がりは失いたくない」そんな優しいワガママを叶える選択肢が、これまでの住まいには少なすぎたのです。そこで私たちがご提案したいのが、同室の「安心感」と、別室の「プライベート感」をいいとこ取りした、“繋がりのあるセパレート寝室”です。■ WIC(ウォークインクロゼット)を挟む、絶妙な距離感の間取り百聞は一見にしかず、ですね。この間取りの一番のポイントは、「1つの大きな部屋の真ん中に、ウォークインクロゼット(WIC)を配置して、それを挟むようにベッドを置く」という点です。完全な「2つの部屋」に分けるのではなく、あくまで「1つの空間(洋室)」の中に、家具やクローゼットを使って緩やかな仕切りを作っています。この配置にすることで、驚くほどたくさんのメリットが生まれるんですよ。程よい「壁」が、睡眠の邪魔をシャットアウト中央にあるウォークインクロゼットが、視線や音を遮る「程よい壁」の役割を果たしてくれます。これにより、相手が寝る前にスマホを見ていても、眩しくない読書灯をつけて、心置きなく読書に没頭できる寝返りの振動が伝わらない夜中にトイレに起きた時の、ちょっとした物音や気配を和らげるといった、睡眠を妨げる原因の多くを自然に解決してくれます。完全に仕切らないから、いつでも繋がっていられるここが一番大切なポイントです。部屋の奥(窓側)はクローゼットで仕切られていますが、手前の通路側は完全にオープンになっていて、繋がっています。そのため、ベッドに入った状態からはお互いの姿は見えませんが、声をかければすぐに届く距離にいます。「おやすみ」「おはよう」の挨拶はもちろん、「ちょっと明日、朝早いんだよね」「了解、起こさないようにするね」といった、何気ない日常のコミュニケーションが途絶えることがありません。お互いの生活リズムを尊重できる朝起きる時間が違うご夫婦の場合、今までは「相手を起こさないように……」と暗闇の中で忍び足で着替えを探していた、なんて方も多いのではないでしょうか。この間取りなら、中央のウォークインクロゼットへお互いのベッド側から直接アクセスできます。ご主人がまだ眠っている間に、奥様は自分のベッド側からクローゼットに入り、灯りをつけて身支度を整える。そんな、お互いの眠りを最優先にしたスマートな暮らしが叶います。■ この寝室を、私たちは「セパレート・シェア寝室」と名付けました私たちは、この絶妙な距離感を持つ寝室のことを、親しみを込めて「セパレート・シェア寝室」、あるいは「なかよし別室」と呼んでいます。ルームシェアのように、お互いのプライベート空間と時間を尊重し自立しながらも、同じ屋根の下で楽しく、仲良く繋がっている。そんな現代の素敵なご夫婦のあり方に、本当にぴったりなカタチだと思うのです。「寝室を分けるなんて……」と、最初は少し難色を示されるかもしれないご主人に対しても、このイラストを見せながら、「完全に別々の部屋にするんじゃなくて、こういう風にクローゼットを挟んで、お互いがぐっすり眠れるように工夫された1つの部屋にしない?」と提案すれば、きっと「なるほど、それなら寂しくないし、お互いのためになるね!」と納得していただけるはずです。家づくりにおいて、間取りの工夫ひとつで、我慢や気まずさを解消し、家族の笑顔を増やすことができる。それこそが、私たち住まいのプロがお手伝いしたい、本当の「価値」だと信じています。■睡眠不足でイライラしてしまう前に、お気軽にご相談ください「こんな風に暮らしたいな」という理想はあっても、それを形にするのはなかなか難しいものです。ましてや、夫婦のプライベートな空間のこととなると、身内だけで話し合っていると、ついつい感情的になってしまうこともありますよね。だからこそ、私たちのようなプロを「クッション」として上手に入らせてください。お話を伺いながら、「実は、こういうセパレート・シェア寝室という選択肢もあるんですよ」と、ご主人の前で私からご提案させていただくことも大歓迎です。プロとしての客観的なデータや、他のお客様の実例をお伝えすることで、ご主人もすんなりと受け入れやすくなることがよくあります。家は、家族全員が一番リラックスできて、明日への元気をチャージする場所でなければなりません。「うちの間取りでも、このセパレート・シェア寝室って実現できる?」「今の家のリフォームで、こんな風に変えることは可能?」そんな風に少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひお気軽に彩唯技研までご相談くださいね。あなたの毎日の眠りが、そしてご夫婦の時間が、もっと心地よく、愛おしいものになるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。まずは、ホームページのお問い合わせフォームや、公式LINEから気軽にお声がけください。あなたからのお悩みに寄り添えるのを、楽しみに待っています!